Active Directory管理の効率化ソリューション
(FIM)
はじめにIntroduction
昨今はActive Directory(略称AD)による統合認証ドメインの導入が一般的になってきましたが、それにともない、「AD以外のシステムとのID・パスワード等が重複管理となり、人事異動時などに煩雑な作業が発生している」「ファイルサーバのアクセス権管理やExchangeサーバとの同期が煩雑となっている」といった声が聞かれるようになりました。
当社ではその様なADに関わる様々な問題を解決するお手伝いができます。そのひとつの回答がMicrosoft社製のサーバ製品であるForefront Identity Manager(略称FIM)です。以下では当社での設計・構築の経験を踏まえ、具体的にどういった仕組みをご提案・ご提供できるのか、ご説明いたします。
F I MとはAbout FIM
FIMは企業内に散在しているユーザIDを一元的に管理するシステムの基盤です。異なる環境間においてユーザIDおよびアカウント情報、リソースに対するアクセス権やポリシー情報などを連携する仕組みを提供します。
例えばSQLServerで管理している人事情報をActive Directoryに連携することで人事異動のたびに発生する Active Directoryのメンテナンスを自動的に行うことができます。ユーザIDをシステム間で連携することで必要なユーザIDが必要なときに作成され、不要なユーザIDは確実に削除されます。これまで手動で行ってきた作業が不要になり管理者にとって大幅に負荷を軽減することができます。
F I Mの特長Features of FIM
01.ID情報の同期/
プロビジョニング機能
ID情報の同期/プロビジョニング機能を利用することで複数のディレクトリサービスや人事データベースとの間でユーザID情報を同期し、常に一貫性のある状態を保つことができます。
02.コネクタスペース
コネクタスペースは接続先システム(データベース、Active Directoryなど)ごとに作成されます。接続先システムを仮想的に再現するエリアです。
コネクタスペースにより接続先システム内にソフトウェアを導入することなく同期処理を行うことができるので、接続先システムから独立して同期システムを構築できます。
03.IDポータル機能
ID管理ポータル画面はFIM2010の新しい機能です。ポータル画面がWEB画面で提供され、ブラウザー上でユーザIDのメンテナンスなどID管理操作ができます。
FIMの接続先FIM connection destination
FIM2010では以下の外部システムと接続するための管理エージェントが用意されています。
ネットワークオペレーティングシステムとディレクトリサービス
- ・Active Directory ドメインサービス2000、2003、2003 R2、2008
- ・Active Directory ライトウェイトドメインサービス(ADLDS) 2000、2003, 2003 R2, 2008
- ・Active Directory グローバルアドレスリスト(GAL)
- ・Exehange2000, 2003, 2003R2, 2008
- ・IBM Tivoli Directory Server-バージョン6.2まで
- ・Nobelle Directory – v8.7.3, v8.8
- ・SUN ONE およびNetscape Directory Server – v5.1, v5.2
- ・IBM Directory Server – v6.0, v6.2
電子メールとメッセージング
- ・Exchange Server2007および2010(AD管理エージェントを使用)
- ・Lotus Notes -v6.0. v7.0 (32bitのLotus Notes Client)
データベース
- ・Microsoft SQL Server 2000, 2005. 2008
- ・IBM DB2 Universal Database 9.1および9.5 (64bitクライアントv9.5、FP5 またはv9.7FP1が必要)
- ・Oracle Database 10g(64bit クライアント)
※参考資料
ActiveDirectoryID 管理ガイド ForeFront Identity Manager 2010/日系 BP 社
FIMでの連携システム構築例Building an integrated system with FIM
FIM2010を利用した連携システムの構築例です。
※上記の各製品名は、各社の登録商標または商標です。